委員会紹介

伝統伝導委員会

委員長 阿部 浩

酒田まつりは、慶長14年から酒田(まち)を襲った幾多の困難も乗り越えながら続く市民の誇りであり、酒田青年会議所も山鉾を復活させ、他団体とともに製作と巡行を行い参画し20mの立て山鉾を立て続けることで歴史継承に携わってきました。郷土を護持した先人達の想いを継承し、責任世代として我々がぶれることのない信念と斬新な創意をもち情熱を注ぎ行動し、誇れる伝統を市民とともに未来に伝導していかなければなりません。
まずは、生まれ育つまち酒田の伝統を後世へと繋ぐために、次世代を担う子供たちにまちの歴史と伝統と先人たちの想いを伝える講演授業を行い、まちへの意識向上を図り郷土愛を育み、酒田まつりに興味を抱かせ誇れる山鉾の存在価値を伝導します。そして、まちの伝統を誇り歴史継承の一翼を担うために、青少年を対象とした山鉾製作事業を行い、酒田市民としての気概を持つ機会を創出し、山鉾の存在意義を伝導します。さらに、酒田まつりの中心的役割を持つ山鉾として未来へ伝えるために、本祭りの巡行に市民を巻き込み立て山鉾と新作山鉾を囃し動かし、酒田まつりを最大限に盛り上げ、本来の姿を市民と共有し、山鉾の可能性を切り拓きます。また、酒田まつりへの市民参加を促すために、山鉾製作や修繕作業を公開し、伝統に触れる機会を創出することで山鉾への期待感を煽り、酒田まつりを市民が主体的に伝播していきます。そして、酒田まつりへの観光客誘致のために、駅・空港など酒田の玄関口に山鉾を展示し、酒田まつりの醍醐味をアピールすることに加え、マスメディアやSNSを使い酒田まつりとまちの魅力を県内外に向け発信します。
市民とともに新たな酒田まつりを創出することにより、まちへの誇りと自覚が育まれ、自発的に参加できる市民主導型のまつりへと進化を遂げ、今後も酒田まつりを継承するぶれることのない強い信念により、歴史と伝統が溢れ誇れる地域の未来を創造していきます。

2013アニュアルレポート
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