未来創造グループ

未来創造グループ
副理事長 和田 誠

酒田JCは、約半世紀もの間まちづくり・ひとづくり団体として地域の課題やニーズに対し真摯に向き合い、諸先輩方の想いを受け継ぎながら様々な運動を展開し続けて参りました。また、まちづくり・ひとづくりを通して自己の成長を実現できる側面もあり、その自己成長をもって市民の意識を変革し、輿論を喚起し、政治を動かし、明るい豊かな社会の実現を目指す団体でもあります。私はこのまちに生まれ、幼少のころから母子家庭の一人っ子として育ち様々な経験・体験を経て成人し今こうして酒田JCに入会しています。昔は片親の環境で育つ子どもが少ないなか、親戚、近所、学校、自治体など様々な方々から温かく見守っていただき、時には叱咤激励を受けながら育てていただいたおかげで今の自分があると思っております。自分に関わる沢山のひと、その時々の場面や経験は全て人生の財産であり、そのなかでもひとにはそれぞれ「人生のターニングポイントとなる機会」はいくつか有ります。特に青少年期にその機会を活かし自分の未来を自分で決めることができるようになることが重要で、我々は責任世代の代表としてその機会を提供し続け、誰よりも知り、経験し「世の中にニーズを創り出していく真のイノベーター」となり未来を担う子どもたちと共に輝くまちの未来を創造して参ります。そして、私たちが住まう酒田市・遊佐町に目を向けると、人口減少・少子高齢化から波及する様々な問題・課題が山積し、それにより、まちの未来に対する漠然とした閉塞感が市民の意識の中に深く根付いています。我々は目に見えないまちの2040年を見据え、固定概念を捨て、常識を疑い価値観の肯定的変化である「パラダイムシフト」を行いながら率先して行動して参ります。さらに、今の小学生の半数以上が現在の世の中にない職業に就くとも言われている昨今、人工知能が人間の能力を越えることで起こる「シンギュラリティー問題」も看過することのできない大きな問題です。市民全員が一部の情報に流される事なく、自分事として捉え率先して未来を見据え行動できる運動を展開し、まち明るい豊かな社会を築き上げます。

まちがひとを創るのではなく、ひとがまちを創るのです。未来を見据え率先して行動し続ける我々が、自分の人生を自分で決める事ができる次世代を担う若者、不確実な未来を自らで切り開く市民と共に明るいまちの未来が創造され悲しみを減らし喜びを増やします。

 

未来創造グループ
担当常任理事 庄司 健

近年、様々なものの発展によって不便なくより豊かな生活が送れる環境が整えられ、インターネットの普及により、これまで触れることの出来なかった情報に気軽に触れることが可能となりました。しかし、人間の豊かさが生み出した現在・未来で起こり得る問題に対し、不確かで膨大な情報量により確かな情報との判断が難しく問題に向き合えない現状があります。経験する時代から検索する時代になり、自らの経験で物事を理解・判断する機会が減少してきています。私の幼少期は、良くも悪くも道を示してくれる地域の大人たちが数多くおり、自らがチャレンジと失敗を繰り返し、決断し行動できる環境を与えてくれました。大人が変われば子どもが変わり、子どもが変われば未来が変わる。責任世代である我々大人たちが現在・未来で起こり得る社会的問題に向き合い次世代を担う子供たちと共に様々な場面に柔軟に順応でき、夢と希望を抱ける環境を与えていく必要があります。

まずは、不確定要素の増す社会で世の中の問題を解決し順応していける人材を育成していくために、今後起こり得る問題・課題を我々責任世代と次世代を担う子どもたちと共に分析し、問題解決能力に加え自らの未来を自らで描ける力を養います。そして、自分が変わることで自分たちのまち・未来が変わるという意識を醸成するために、私たちの原体験を子どもたちに伝えると共に子どもたちがこれまで体験したことのない場を提供し、人生のターニングポイントとなる機会を創出します。さらに、大人では想像つかないような子どもならではの視点による新たな発想でまちを創っていくために、地域のリーダーとなるような人財と共に、現状の問題・課題を解決へ導けるよう行政に対して提言を行います。また、来るべくして来る未来を考え行動する意識を醸成するために、不確実な情報に惑わされることなく、地域住民が抱える人口・仕事・介護問題を把握・予測し、解決へ導けるようなアクションをおこします。そして、誰もが自分でより具体的で鮮明な未来像を描けるまちにするために、社会的問題と市民に対してニーズを喚起し、行政に提言を行います。

急速に変化し続け不確実性が増す社会において自らの力で未来を切り拓き、地域の大人たちと次世代を担う子供たちが自らの未来を描く力が養われ、我々が住み暮らすまちのニーズと皆が期待・希望のもてる明るい未来が創造され、悲しみを減らし喜びを増やします。