委員長 佐々木 亮
現在私たちのまちは少子高齢化や、先の見えない人口減少などによって活力・活氣が喪失しており、未来に希望や夢を抱けない現状に自分の国やまちを愛する気持ちが失われつつあります。自国を誇りに思う気持ちや正しい歴史認識、伝統や文化に関する知識までもが希薄になってきた現代社会において、今一度過去を尊び自らのまちの歴史・伝統・文化を学び、愛する気持ちを育み、後世へと伝播、継承していくことが重要であると考えます。
まずは、酒田に暮らすもの、育まれたものの責任として、後世へとまちの歴史を伝播、継承していくために、市民をはじめ我々メンバーも深く掘り下げて歴史・伝統・文化を学びます。そして、まちを愛し誇りに思う青少年を育てるために、市内の学生に広く協力を仰ぎ、取材や執筆などの活動を共にすると同時に産学官とも連携を図り、まちの歴史書を老若男女が親しみやすく、気軽に手に取って読む事の出来る漫画という手法を取り入れ作成します。さらに、次世代を担う若年層が歴史認識をより深め、未来へまちの歴史を継承していくために、作成した歴史書を用いて、誇りあるまちの歴史・伝統・文化の伝播、継承に努めます。また、酒田商業高校跡地を絶えず市民が交流する場として活用していく事を考えるにあたり、新たな交流人口の拡大に寄与する多目的な集約型の施設として機能するために、国が推し進める「コンパクトシティー」を大切な要素と捉え、防災の拠点としての役割も果たしつつ、まち固有の歴史・伝統・多様な文化継承の場として、市民やまちに訪れるひと達が集い、新たな歴史を紡いでいける施設の必要性を広く発信していきます。
先の見えない人口減少が続くまちで、地域が誇る歴史・伝統・文化を学び、愛する気持ちを育み、後世へと語り継ぐひとを育てることにより新たなまちの歴史が紡がれ、過去を尊び、未来永劫護り続けることによりひとが活力を得、活氣あふれるまちが創造されます。
【事業計画】
1.まちの歴史伝統文化を学ぶことのできる歴史書の作成(1月~10月)
2.未来創造施設としての酒田商業高校跡地の利活用の推進
3.歴史書を用いた、酒田の歴史を学ぶ公開例会(11月)