「被災地にメンバーを連れて行きたい」という思いから始まった4月例会でした。移動のバスの中から学ぶ時間を設け、第1部の講演では、震災時の状況や被災地の現状を話していただき実体験や被災者の実情を聞くことができました。第2部では、地元の子供たちが元気に太鼓を叩く姿に感動をもらい、二本松・浪江JCの方々と活発な情報交換がなされました。福島産の食材を味わいながら、今なお悩まされている風評被害について学び、イメージや先入観にとらわれず、正しく理解し発信していくことが必要であると感じました。実際に二本松へ行ったからこそ、災害当時の状況や被災者の様子、支援の苦労などテレビや新聞報道では解らない生の声を聞き真剣に防災と向き合うきっかけとなりました。福島のメンバーのおもてなしの心に触れ、横のつながりが精神的な支えとなり支援になると聞き、災害ネットワークづくりや支援体制の構築が急務であると実感しました。
防災都市酒田実現委員会 大矢 貴幸