事業報告

4月例会

日時
2014年4月13日(日)
会場
ウェディングパレスかねすい(福島県二本松市)
担当
防災都市酒田実現委員会
報告
東日本大震災から3年経過し、被災地は未だ復興には至らず多くの課題が山積みです。しかし、直接の被害が少なかった我々は時間の経過とともに恐怖心は薄れ防災意識が低下しています。そうした意識を変えるため福島県へ行きました。移動バス内では酒田メンバーの体験談を聞き、第1部の講演では被災地の話や支援に奔走した話を聞き、第2部では二本松・浪江JCメンバーとの交流や風評被害を考える機会とし、例会終了後は、2コースに分かれて視察に行きました。参加いただいたメンバーには多くの気付きと学びを提供できたと思います。
出席者数
現役メンバー53名、新入会員予定者3名、二本松・浪江青年会議所20名

「被災地にメンバーを連れて行きたい」という思いから始まった4月例会でした。移動のバスの中から学ぶ時間を設け、第1部の講演では、震災時の状況や被災地の現状を話していただき実体験や被災者の実情を聞くことができました。第2部では、地元の子供たちが元気に太鼓を叩く姿に感動をもらい、二本松・浪江JCの方々と活発な情報交換がなされました。福島産の食材を味わいながら、今なお悩まされている風評被害について学び、イメージや先入観にとらわれず、正しく理解し発信していくことが必要であると感じました。実際に二本松へ行ったからこそ、災害当時の状況や被災者の様子、支援の苦労などテレビや新聞報道では解らない生の声を聞き真剣に防災と向き合うきっかけとなりました。福島のメンバーのおもてなしの心に触れ、横のつながりが精神的な支えとなり支援になると聞き、災害ネットワークづくりや支援体制の構築が急務であると実感しました。

防災都市酒田実現委員会 大矢 貴幸