わんぱく相撲
背景
わんぱく相撲は子ども達に勝ち負けにとどまらず礼節や思いやりの心を育む機会を提供する場として、1985年より長きに渡り開催されてきており、当会議所においても開催当初より事業として取り組んできました。しかしながら、ここ近年では参加する子どもの数が100名に迫る実績を残す一方で、大会の開催に関与する「大人」の状況には変化が見られないため、地域全体がわんぱく相撲を通じて青少年育成に携わる枠組みを構築することが必要です。
目的
子ども達に相撲を通して礼節や他者を思いやることの大切さを学んでいただきます。また、地域が連携して子ども達の成長の機会となる場を提供していくための枠組みを構築することを目的とします。そして、相撲体験の中で成長する子どもの姿を通じて青少年育成事業の本質を学び、地域と連携して子ども達を育成する意義の理解を目的とします。
1年生:35名(内女子3名)
2年生:15名(内女子1名)
3年生:16名(内女子1名)
4年生:13名
5年生:7名(内女子1名)
6年生:6名
計:92名(内女子6名)
≪わんぱく相撲全国大会≫
平成28年7月31日(日)
4年生 石原 幸弥君(立川小)、5年生 渡部 堅心君(黒森小)、6年生 梶井 伸康君(琢成小)計3名
検証
1.競技前の説明において、対戦相手へ敬意や思いやりを持って取り組むことや、今年のスローガンである「自分を信じる力」について伝えることができました。準備運動を兼ねた相撲講習においても、四股踏みや取り組みの流れを説明して知識を学ばせた他、礼法講習を行うことにより、相手を敬う動作を実演し子ども達に実践してもらいました。
2.大会後のアンケート結果を要約すると概ね以下のとおりとなりました。保護者の意見も多く聞かれ、わんぱく相撲を通じて子供たちのよい経験となったという意見が多く、わんぱく相撲が子どもの成長の機会になり事業の意義を再認識できる結果となりました。
●参加して良かった点
・相手に向かっていく気持ちや頑張っている姿勢が感じられ、勝って喜んだり負けた時に悔しがる姿を見てよい経験となった。
・他の学校と交流がもてた。
・土俵入りなどの礼儀作法やまわしの締め方を教えてもらい、相撲がより身近になった。
・女の子が参加できた。
・去年はちゃんこ鍋を出す会場が違っていたり時間が遅く食べられなかったが、今年はお昼に食べられたので良かった。
・ゲームを取り入れたりして飽きさせない工夫が見られた。
●来年も参加したいか
参加したい・・・32名/35名(91%)
・6年生で2回目の出場で、低学年の頃から希望しても学校から案内が来ないで自分から希望を出した。
・負けて悔しかったから
・またちゃんこ鍋を食べたいから
・思っていた以上に楽しかったから
参加したくない・・・3名/35名(9%)
・女の子だったので来年は参加させたくないから