文化継承まつり委員会

基本方針

委員長  佐藤 幸太郎

 設立3年目から酒田まつりを通じたひとづくり・まちづくりに取り組み、立て山鉾建設を11年間継続し、近年では市内巡行を復活させました。しかし、立て山鉾に関する地域との明確な連携が出来ていないことに加え、本体の老朽化や保管場所といった問題が解決できていません。今こそ、目の前に迫った課題から目を背けずに立ち向かい、誰もが心待ちにできる酒田まつりに向けた、当会議所の「創始の想い」を実現させる必要があります。

 まずは、当会議所が所有する山鉾を保管させていただいている倉庫を引き渡すために、格納している山鉾と資材の移動を行い、使用前の状態に戻します。そして、これまで立て山鉾に対して心を寄せていただいた方々と立て山鉾への想いを共有するために、今年度はまつり事業の方向性と今後の建設に向けた意志を伝える例会を開催し、これまでと変わらぬ立て山鉾への賛同を募ります。さらに、当会議所の活動に対する地域からの共感を深めるために、地域にある他団体との連携を強化する機会を創出し、事業規模の拡大と協力者の増加を図ります。また、立て山鉾の必要性を見定めるために、酒田まつり関係者及び酒田まつりに訪れた方々に対して立て山鉾の存在価値を問いただし、立て山鉾の必要性を諮り検証を実施します。さらに、山鉾文化を地域に定着させるために、山鉾の存在価値を地域の子どもたちに伝える機会を創出し、地域の文化を大切にできる子どもたちを育成します。また、立て山鉾のある活気溢れた酒田まつりを実現するために、長期構想検討部会を立ち上げ、検証を踏まえて長期構想を改訂することで、今後のまつり事業の礎を築きます。

 目に見える課題が解決し当会議所と地域住民の立て山鉾建設への理解が深まり、立て山鉾の必要性が可視化され今後の在り方が浮き彫りとなり、未来を担う子どもにまつりや山鉾文化の存在価値が継承されることで、地域が待ち望む酒田まつりの未来が創造されます。

事業計画

  1. 山鉾保管倉庫の引渡し事業
  2. 立て山鉾への賛同を募る例会(3月例会)
  3. 日吉丸巡行と立て山鉾の検証(5月例会)
  4. 長期構想の改訂

青少年育成アオハル委員会

基本方針

委員長 新田篤志

 今年は自国でのオリンピック開催が予定され、情報ツールの多様化から観戦するだけではなく競技の伝統や文化を身近に感じ、子どもたちにとっての視野が広がるまたとない機会となります。年々進行している少子化により、子どもへの期待が増していく今こそ、自立した人財がまちの未来に必要不可欠であり、多くの学びを吸収し得る少年時代に何事にもチャレンジできる精神を育み、我々親世代も子どもの可能性を理解する必要があります。


 まずは、青少年育成事業がこの先のまちの未来に繋がっていくものとするために、教育委員会や関係諸団体が青少年育成に対してどのような政策や運動を行っているかを調査し、子どもたちに効果の高い事業構築の礎をつくります。そして、委員会メンバーの社会的なスキル向上のために、組織的な委員会運営のなかで役割分担を明確にし、集団の中での個人の在り方を学ぶ機会とします。さらに、人格や運動能力の基礎が形成される幼少期の子と親や教育関係者を対象として子どもたちの自立精神を養うために、心の力・体の力・学ぶ力を育てる講師例会を実施し、親子で生まれ持つ潜在能力の発見や可能性の幅を広げる場を創出します。また、自分の達成度だけではなく他者との比較や反省を経て多様性の把握や喜びを共有するために、成功から成長するだけでなく結果に至るまでの過程を重視し、社会における自己の存在意義を悟り他者への思いやりの心を育てます。そして、生まれ育った地域への愛情と恵まれた地域の個性を共有するために、大人と子どもの感受性の差を一堂に会する全世代で共通の表現を企画し、地域のさらなる発展と情報発信をします。

 自立心が確立された子どもたちは自らの判断に自信を持ち、世代間の意思疎通がはかられたまちのなかでこれからの多様化していく社会の変遷にひるむことなく、強い心を持つ逞しい人間へと成長することが、まちの体温を上げ情熱に満ちた地域の未来が創られます。

事業計画

  1. 子どもの可能性を理解する例会(4月例会)
  2. 世代間交流から地域の発展を創る例会(10月例会)

SDGs推進委員会

基本方針

委員長 齋藤儀久

 2015年のSDGs採択から5年目を迎え、日本各地でも取り組みが活発化しておりその目標や価値、2030年に向けたビジョンへの動きは世界共通の認識となっています。消滅可能性自治体に類するこの地域は刻々と現実のものとして近づいている中、大きな岐路を迎えています。今こそ持続可能な地域の発展に向け、行政・市民・企業がそれぞれ主体性を持ち、地元企業はSDGsの事実認識と価値判断のもと取り組む必要があります。

 まずは、当会議所メンバーへSDGsの意義と取り組むべき価値を理解していただくために、知識だけでなく個々の企業としての視点にも落とし込み学べる例会を開催し、地域で持続可能な企業として目標に対する意識を持ち実践へと促します。そして、地域で一番SDGsを推進・実践している団体となるために、それぞれの発展・成長目標から取り組み状況を組織内で共有する行動意識調査を行い、メンバー間にインセンティブ効果を促し、地域に発信する組織として位置付けます。さらに、この地域の持続可能な社会実現のために、行政や他団体などと連携しながら「経済」「社会」「環境」の三側面による取り組みを提示し、地域全体が発展・成長していく土台を作ります。また、近年の頻発する自然災害など有事の際当会議所として率先して行動するために、災害時運営規定に基づいた災害対策組織図を作成し、災害支援活動に備える組織体制を整えます。そして、行政や社会福祉協議会などと円滑に連携できる組織作りのために、災害支援可能リストを作成し、関係機関と情報共有するとともに平時から災害支援協力組織として連携及び情報発信します。

 これからも誰もが安心して暮らせる地域として当会議所とさまざまな団体などとの対話や協働による活動が周囲を巻き込み、その情熱が可視化されることで、地域全体のパートナーシップが活性化され、それぞれの目標達成に向け、持続可能な地域の体温を上げます。

事業計画

  1. 対内向けSDGs推進活動(2月例会)
  2. 対外向けSDGs推進活動(9月例会)
  3. 災害支援活動

LOMアカデミー運営会議

基本方針

副議長 齊藤 剛士

 まちの発展に寄与し社会を動かしていくのは責任世代である私たち青年であり、自己成長の機会を提供することが青年会議所の使命です。会員拡大はその最大の運動発信としてこれまで当会議所ではOB諸先輩と現役の垣根を越え文化として根付いてきました。価値観が多様化し個人の許容と組織の順応性が問われる今こそ、この地域に暮らし働くあらゆる青年世代に当会議所の独自性の価値を情熱的に伝え機会を提供していく必要があります。

 まずは、時代に即した団体としてこの地域に必要とされる組織になるために、会員個々の特性と個性が活かされた役割を持って全会員で拡大目標を達成し、JC活動・運動が常時的に新陳代謝を図れる組織を構築します。そして、地域にとって影響力があり活性化を図れる団体として多角的な事業を展開していくために、多様性ある社会の実現に適した会員を拡大し、柔軟かつ解放的な組織にします。さらに、個人の関心事を高め事業構築に対して主体性を育むために、JCのネットワークを利用したセミナーを随時開催し、JCのスケールメリットへの理解を深めます。また、会員間の絆を深め一体感あるつよい組織にしていくために、現会員の指導のもと新入会員の企画・運営による11月例会を開催し、当会議所の新たな原動力としてJC活動・運動に取り組める原体験の機会にします。そして、常に情熱を持ち魅力的かつ需要のある組織としてこの地域に貢献していくために、あらゆる価値の根源となる青年世代に自己成長の機会を提供できる会員拡大活動として仕組化し、継続可能な拡大運動として全会員が取り組んでいくことができる環境を創出します。

 会員一人ひとりが自己成長の機会を能動的に掴み取り、主体性のある組織による行動力が育まれ、何事にも妥協することなく果敢に挑戦していく当会議所の独自性の価値が永続的に齎されていき、持続可能性のある地域の未来を創造できる人財が育成されていきます。

事業計画

  1. 会員拡大活動
  2. 11月例会(新入会員例会)
  3. 会員拡大の仕組化

基本方針

副議長 髙橋 朋之

 当会議所は2015年から4年間、会員の純減が続いていましたが、昨年29名の会員拡大に成功し、純減に歯止めをかけ純増に転じることができました。しかし、毎年退会者がおり、退会していないメンバーの例会出席率も100%を前提としながら年平均で58%しかない現状です。我々は「明るい豊かな社会の実現」を目指す青年の集まりであり、互いに切磋琢磨する過程で成長・発展を遂げ、まちの活力につなげていく必要があります。

 まずは、当会議所会員が家族をはじめ企業・地域から必要とされる人財並びに団体となるために、入会3年未満の会員を中心としたLOMアカデミーを運営し、メンバー内での温度差を解消するとともに、地域社会から信頼される人財を育成します。そして、当会議所が「まちづくり」や「ひとづくり」において長年に渡って大切に受け継いできた価値観を体感・再確認するために、基幹事業である酒田まつり・山鉾事業にアカデミーメンバーが主体的に携われる仕組みを構築し、アカデミーメンバーが当会議所全体を牽引する場面を創出します。さらに、当会議所が地域の未来を見据えた価値のある組織として発展していくために、青年会議所の多角的なネットワークを活かして外部講師を招く6月例会を開催し、青年会議所の存在意義や可能性を再認識するとともに、メンバー一人ひとりのJC活動・運動への参加意識や目的意識を高めます。また、我々の活動の基盤である家族や輩出企業からJC活動・運動をこれまで以上に理解と協力を得て展開していくために、相互理解・関係者間の交流を深める空間を創出し、地域から共感される活動の土台を築きます。

 当会議所が一丸となったアカデミー事業が展開され、入会の年次に関係なくJC活動・運動の本質が理解されるとともに、会員一人ひとりに主体的に行動する意識が醸成され、地域の共感を得て組織力は強化されることとなり、未来を創造できる人財が育成されます。

事業計画

  1. 入会3年未満の会員の育成
  2. 会員研修事業の実施(6月例会)
  3. 会員交流事業の実施

総務委員会

基本方針

委員長 佐藤 亨

 当会議所はこれまで53年という歴史の中で先人からの伝統を継承していきながら、多種多様な業種の人財が風土を愛し、志を同じくする仲間と共に強固な団結力を活かして運動を展開してきました。日常に満ち溢れる様々な選択の連続の中で変化させるもの、変えてはならないものを自らが選択していき、ひとづくり・まちづくりをする団体という自覚と品位をもった組織として、対内対外にメンバーの体温が感じられる組織運営が必要です。

 まずは、当会議所の活動・運動を記録に残し広く伝播するために、各委員会の運営幹事とのやり取りを緊密に行いながらHPやSNS、時代に即した情報発信媒体を活用し、メンバー・地域・関係者に対して定期的な情報発信を行います。そして、組織の所属意識の統一を図るために、定款・諸規定に基づいた1月通常総会を開催し、理事長所信のもと新たな組織体制の理解と総会開催の重要性を全会員で共有します。さらに、来賓・来訪者・OB会員の皆様に対して法人格の移行とともに初の女性理事長が就任した当会議所が掲げる方針の理解と協力を得るために、新春交歓会を開催し、2020年度の活動・運動の可能性を広げる機会の場を創出します。また、脈々と引き継がれてきた当会議所の歴史と覚悟を次年度に継承していくために、8月通常総会を開催し、次年度体制について全会員の意思決定のもと理事予定者ならびに監事予定者を決定します。そして、これまで尽力いただいた卒業生の功績を称えるとともに感謝と敬意をもって送り出すために、メンバーが一丸となって取り組む卒業式を開催し、卒業生の精神を次世代のJAYCEEへ承継します。

 一人ひとりが与えられたチャンスに向き合う中で生まれた熱意と伝統を継承していきながらも広い価値観を持った我々は、強固となった繋がりと発信力により積極的な議論を行う団体として、地域と各委員会に大きな波状効果が生み出されメンバーの情熱を上げます。

事業計画

  1. 総会開催(1月通常総会)
  2. 体内、対外に向けての方針紹介と協力依頼(2020年度新春交歓会)
  3. HP、SNSの管理・運営
  4. 卒業式の企画・運営(卒業式)

事務局

基本方針

事務局長 村上 哲也

 目まぐるしく社会が変化する中で当会議所は人と人との繋がりを財産として、明るい豊かな社会の実現のために時代に合わせた組織の変革と進化を重ね未来を創造する活動・運動に努めてきました。公益社団法人から一般社団法人に移行したことにより、組織運営の可能性が広がった今だからこそ、規律・会計・コンプライアンスを守りながら地域社会との信頼関係を構築して情熱を燃やし能力を発揮できる組織体制を創造する必要があります。

 まずは、笑顔あふれる青年会議所にするために、人間関係の在り方・達成感を充実させ会員交流を深める環境の場を提供し、横の連携を強くします。そして、一般社団法人格に移行されても社会的信用・信頼のある組織とするために、運営規定や会計基準に基づいた適正な処理し、統一性と透明性のある会計運営を行います。さらに、事業目的の明確化と効果を最大限に発揮するために、アジェンダシステムにより議案を事前に確認できる環境を整備し、理事が各事業内容を共有した状態から議論できるようにします。また、当会議所が円滑な組織運営を構築するために、理事会をはじめとした諸会議の準備・設営と意見対応が明確な議事録作成・保管・整理を行い、会議運営の効率化を図ります。そして、日本本会の運動を理解するとともに他LOMとの結束した運動を構築するために、各事業・アテンダンスの参加推進や運営サポートを行い、運動の理解を深め一人ひとりの意識向上につなげます。また、JC運動に対する共感の輪を広げるために、当会議所の運動が伝わるHPやSNSの運営を行い、ひとりでも多くのメンバーや市民にJC運動を周知します。

 挑戦し続ける我々の強い意志が形成された運営基盤が確立され、運動を通して地域社会から得られた信頼と情熱あふれる委員会の側面的な支援により横の連携が構築され、新たな繋がりが繋がりを生み笑顔あふれる青年会議所が実現され、メンバーの情熱を上げます。

基本方針

事務局次長 徳田 佳奈

 当会議所は53年という歴史の中で、明るい豊かな社会の実現を理想とし責任感と情熱を持った諸先輩が、数々の活動・運動を積み重ねながら価値の創造に努めてきました。価値観が多様化する現在において情熱と広い視野をもった次世代を担うリーダーを輩出し続け地域から信頼される組織であるために、コンプライアンス・内部ルールを順守しつつ事業効果の最大化を目指し切磋琢磨できる規律ある組織を構築していかなければなりません。

 まずは、年間を通して統制の取れた組織運営を行うために、定款・諸規定に基づく事務及び各委員会の運営幹事とコミュニケーションをとりながら慶弔の取りまとめをし、業務の有用性・効率性を確保します。そして、我々を支えいただいている家族・企業・地域社会から高い評価を得るために、各委員会の副委員長と連携した事業会計業務による会計の透明性確保とコンプライアンス・当会議所のルールを順守し、社会的信頼のある団体として望ましい行動規範がとれるよう意識を高める環境を整えます。さらに、事業効果が最大化される方法を導き出せるよう質の高い議案を各委員会が上程するために、事前意見の集約及びアジェンダシステムにて議案を事前に確認できる環境整備・迅速かつ正確な議事録作成・各種調整をし、理事会・諸会議の円滑な運営を図ります。また、責任感を持ち広い視野で物事を捉えられる次世代を担うリーダーを育成するために、渉外窓口となって日本JCをはじめとする例会・事業などのスケジュールや内容等の事前情報を配信・共有し、地域社会の抱える多様な課題を認識し目的をもって参加できるように機運を盛り上げます。

 我々が抱くよりよい地域社会にしたいという熱い想いが、酒田JC会員として望ましい行動へ繋がり、日々支えていただいている地域社会から高い評価を得るとともに、事業での学びを伝播することのできる次世代のリーダーが育成され、メンバーの情熱を上げます。

事業計画

  1. 情報公開資料の保管・公開に関する事項
  2. 出向及び日本青年会議所、東北地区協議会、山形ブロック協議会に関する事項
  3. 例会、各種事業、アテンダンスの参加推進に関する事項
  4. 定款及び諸規定変更に関する事項
  5. 諸官庁届出及び登記に関する事項
  6. 常任理事会・理事会・その他諸会議の運営、記録
  7. 記録作成・保管・整理に関する事項
  8. 資産・備品管理に関する事項
  9. 慶弔に関する事項
  10. 会計・財政に関する事項
  11. わんぱく相撲酒田大会開催及び全国大会に関する事項
  12. 会員拡大に関する事項
  13. 酒田まつりに関する事項
  14. その他理事会より付託されて事項