7月公開例会 渋沢栄一の子孫が伝えるこれからも続く「いい会社」の条件
- 開催日
- 2017.7.8
7月8日、日本初の銀行「第一国立銀行」など500余社の設立に貢献した「日本近代化の父」渋沢栄一氏の子孫であるコモンズ投信株式会社渋澤健会長を講師にお招きし、「公益資本主義セミナー」を開催しました。
第一部では『みんな一緒の時代から「それぞれひとりひとり」の時代へ』をテーマとし、すでに成長社会から成熟社会へ移っていることを具体例を挙げながら、これまでの法整備やビジネスモデルは成長社会において最適な手法であり、成熟社会において成功を約束されているものではないことを学びました。
第二部では健氏より自身の紹介と栄一氏が自身に与えた影響をお話しいただき、現在のコモンズ投信設立への想いを伝えていただきました。コモンズ投信は「投資を通じて生活者と優良な企業をつなげることで、次の時代をつくる」と謳っています。これは「本業を通じた社会貢献(公益資本主義)」の実践です。ここで言う「優良な企業」または、投資をして応援したくなる企業とはどのような企業であるのか、具体例を挙げながらお話しいただくことで、これからの時代を創る企業の条件を学びました。
第三部では当委員会より、地方都市で公益資本主義を実践している中小企業の先例を紹介し、公益資本主義の実践こそがこれからの自分、あるいはそれを取り巻く環境(地域)をより良く発展させ、それがまた自分自身に還ってくることを知ることで明日への変革を促しました。
酒田青年会議所では引き続き公益資本主義を地域に根付かせるよう努め、まちの発展に繋げていきます。